農家インタビュー
たなか野菜畑/田中省吾さん
1. 今回で4回目の参加ということですが、出店するにあたってクリアしなければいけない条件などはありましたか?
朝市への参加条件は、基本的に有機栽培(自然農法を含む)であることと、地産地消であること。でも私の場合は厳密にいうと有機栽培だけじゃないんです。今日出している西方いもと下仁田ネギは無農薬・無化学肥料ですけど、とうがらしとポップコーン(とうもろこし)はアブラムシがついちゃうので減農薬。ウソはつかないように必ず表示していますが、まだ「えこファーマーズ朝市村」の基準に作物が対応しきれていないところがあります。それでも参加が認められたのは、私がまだ新米農家で、真面目に農業に取り組んでいるということが伝わったからでしょうか。朝市村の村長さんに直接うちの畑を見てもらってオッケーをいただきました。
地元で借りた畑や耕作放棄地で、郷土野菜の青豆(ダイズ)、西方いも(サトイモ)のほか、とうもろこしやネギ、ニンニクなどを作っておられます。
2. 岐阜県中津川市からわざわざ名古屋の中心街に朝市を出す理由とは?
地元の直売所にも出しているんですけど、やっぱり他の農家さんと競合するんですよ。場所柄できる野菜も同じですし、人口からいってお客さんも少ない。マーケットの広い名古屋にどうやって売り込むかというのは、いかにおいしい野菜を作るかというのと同じくらい大切な柱となります。だからこの朝市の存在を知って、参加できたのはすごくラッキーだったと思いますね。
3. 朝市に出してみて良かったことは何ですか?
自分で売る勉強ができることです。直売所や市場に卸しているだけだと、作物を作る技術には長けるけど、自分で売ってお客さんの声を聞くという経験ができないんです。私は一番初めに出店したとき、お客さんから「あんた、これが仕事ならもっとしゃべらなあかんよ」って叱られました(笑)。ほんと販売力は鍛えられますね。まだ出店して4回目ですが顔見知りになったお客さんもいますし、これからもっともっと意見を交換できる関係になれたらいいなと思っています。