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ゆうきつなげる
愛知県・豊橋と名古屋の朝市(ファーマーズマーケット)へ(8)

「4つの成功の秘訣」を満たす、新しい朝市を全国各地へ

1. 利益追求だけでなく、“有機農業という生き方”を選んだ農家が集まっていること。

もちろん農家が生活できる利益の確保は大切です。しかしこの2つの朝市に参加している農家には、「安全・安心でおいしい野菜を届けたい」「本質的に豊かで楽しいライフスタイルを広げたい」「自然と共存する生き方を選ぶことで、社会が抱える問題をいい方向へ向けていきたい」といった思いが感じられます。

安全・安心でおいしい野菜を届ける

2. 農家と食べる人が交流できる場所を確保していること。

豊橋の朝市はスーパーの駐車場を借りて、名古屋の朝市は「オアシス21」という都市型の公園との共催のかたちで開催されています。どちらも建物の中ではありませんが、屋根がついていて雨の日も開催可能です。また豊橋の場合はスーパーの社長さんが有機農業に対して非常に理解のある方であり、名古屋の場合は公園側がにぎわい創出を求めていたという経緯があります。朝市を出す側と場所を提供する側、双方のメリットが一致しているというのもポイントだと思います。

3. 定期的に情報発信を行っていること。

豊橋・名古屋の朝市ともに、ホームページで随時情報を公開。また豊橋では農家と食べる人が参加する講演会や勉強会を開いていますし、名古屋では朝市開催日ごとに「今日の朝市村新聞」を発行しています。口コミはもちろん、こうした情報を目にしてやってくるお客さんも増えているようです。ちなみに取材した日の来場者数は、豊橋が約100人、名古屋が約600人でした。有機農作物の朝市にこれだけの人が集まるというのは、これからの有機農業とそれを食べる人の広がりを期待させます。

4. 朝市の運営を支援するキーマンがいること。

「豊橋有機農業の会」では会長の松沢さんが名リーダーとして、新規就農者をバックアップされています。一方の「オアシス21えこファーマーズ朝市村」では村長の吉野さんが名コーディネーターとして、農家やボランティアスタッフとともに朝市運営を切り盛りされています。キーマンとなる人物によって、朝市の性格も変わってくるのではないでしょうか。
この2つの朝市を参考にして、今後ほかの地域にも「農家と食べる人が直接つながる場」が広がっていくといいですね。